最近のこと

茹だる夏の暑さもなんとか乗り切り、体感としては大好きな気温になってきた。昼間はまだ暑い。暑さよりも湿度、そう、湿度がいかん。相対湿度というやつだろうか、暑さを感じる理由の一つ。そんな会話を昔誰かとした気がする。

今年の夏は如何せん色々と手を出しすぎたような気がする。でもこうもしないとこんなに色んな地を訪れることは無かった。去年で本当に大好きになった奥志賀は今年も暑かったが、標高の成す快適な湿度と空気で私が知ってる昔の夏を見事に体現してくれていた。雨が降っても気持ちがいい。こういう奥地の雨は全てを洗い流すような意味合いを強く感じる。

その後に行った飛騨は本当に暑かった。酷暑だった。元々暑さに強いはずだったけど、あれはお手上げ。なんせコンクリートの照り返しが酷い。上から下から太陽光線で射抜かれて豚の丸焼きじゃないんだから、とか言いながら歩いた。

その後に行った上越妙高なんて、本当に最悪で、言葉も出ないほどだった。上越妙高なんて新幹線が辛うじて通ってるぐらいの利点しかないし、むしろ新幹線しかない。改札を出ると申し訳程度の立ち食いそばと、出口の先は閑散としたバスロータリーで、なんとなく成田に空港しかないみたいな既視感を覚える。上越妙高という訳だから標高もまあまあ高いけれど、標高が高いだけ太陽に近付きました、と言わんばかりに暑かった。しかも上越妙高でバスで25分ほど行った先のロッテが所有するホテルがとにかく酷い。というか、冬のスキーに人が集まるリゾート地だったので、単純に季節を間違えた。土地としてあまり魅力を感じなかった。

その後は石川に行って、夢の海鮮丼を食べた。あんなに肉厚な魚を食べたことがなかったので、自分の中の彦摩呂みたいなヤツがテンション高めでずっと食リポしてた。日本三大都市ってのが存在するけれど、将来移住して住むなら金沢とかも良いなとか考えた。あとご飯で選ぶなら福岡。福岡以上にご飯が美味しい所に巡り合ったことは無い。

夏は本当に遠出をしていたので色々終わってからは家に引きこもって沢山映画を見た。恋愛映画が苦手なことがよく分かった。戦争の映画は単純に興味深かった。その時代の日常を感じられるものの方がよく響いた。音楽もこれを機に色んなものに手を出してみた。最近はやっとメシアンとかが好きになってきた。新しい価値を創造するには一度全てを崩さなければまた新しく作られない気がした。絵はピカソを見た。気持ち悪いけれど今の自分によく響いた。大好きな人のブラームスのコンチェルトを聴いて、単純に生きててよかったなって思えた。全てが良かった。