C'est la vie

新大陸の湖畔

東京

東京、雑多すぎて歩くだけで疲れてしまうし目の前で起こる物事の情報量が多すぎるから頭が処理しきれなくてパンクする。

僕は敢えて心を無にして、何にも心がとらわれないように無関心にぶっきらぼうに歩く。じゃなきゃこちらがやられてしまうよ。

イヤホンをして、死んだ目でただロボットのように歩いてみる。肩にぶつかったら「あ、すみません」って言い合って、でも3歩進めば全部忘れてる。

それに慣れてくると、ああこうして人は心が死んでいくのだな!と思ったり!心が死んで何が出来るんだと思ったり!

自分の心を守るのに必死なのかなって思う。

 

田舎って言われるところにこの夏はよく行った。僕の故郷もこんな感じだった。だから、空の感じ方とか、山の大きさとか、全部僕のものだったことを思い出した。

最初は怖いなって思ってたんだ。暗闇を一生懸命自転車で走らせて、文字通り命を削って夜の空気に触れていた。でも何かを超えた瞬間に、山が守ってくれるような気がしたんだ。僕の中心はその瞬間にすごい勢いで開かれた。凝りが解れて身体中に血液が巡っていった。なんだか、大きなホールに1人で立っている孤独感と戦っていたのに糸が切れてどうでも良くなって、まるで僕ら1つになった瞬間みたいだった。

僕の中に新しい感覚が生まれた。

 

東京は狭い。関心を持ちたくても持てない。街全体がほっといてくれって反抗期の少年みたいなんだよ。