C'est la vie

新大陸の湖畔

大海原

 

生まれた時から大海原にぽーんと投げ込まれて、押し寄せる波に喘ぎながらもなんとか前に進んでいたようだけど、それを色んな形で辞めざるを得なくなった。

もしかしたら、それを「幸せ」として受け取るべきなのかもしれない。そのかわり、波止場は消えた。ただ波のテンポに乗って揺れているだけになった。

精神的な波止場に、なんども傷つけられてそれを波止場と思えなくなった。帰る波止場を失った。

一方で次の目的地を持たなくなったので、それが今はとても怖い。漂流してくる何かに力いっぱいしがみつくことが生き甲斐みたいなとこ、あったから。

ただ、揺れているだけでいいんだよってサティとかラヴェルとかがちょっとした皮肉を込めて説得してくれる気がする。気がするだけ。

何もかもが小さくなっていく。心とか頭とか、想いとかが、どんどん小さくなるこの端末にぎゅうぎゅうに込められていって、見えない虚像に縋ってる気になる。この小さい端末に、強くて大きくて立派な何かを求めて、そんな自分が酷く矮小に感じる。

 

卒業したら何するのかとか

自分の中にある何も持たない自分をどこまで信じていいのかとか

妥協するべきなのかとか

 

チラッと物の死を考えるまでには最近何もかも満たされないのだ。