C'est la vie

新大陸の湖畔

エイリアンズ

梅雨にピッタリな曲を見つけた途端に晴れやがって、ちょっとこの野郎とお天道様を詰りながら学校に行く。気分は薄暗い部屋でカーテン越しに落ちる雨を見ているようだから、多少文章がアンニュイみたいになっちゃうのは許して欲しい。

 

最近、色んな人に会う。色んな人と言っても、みんな味がある人達で一言では表現出来そうにない曲者揃い。高校の時の元カレ、特殊能力がありそうな優しいあの人、泣くほど大好きだった初恋みたいな人。ああ、一言で言えちゃった。でも思い出すだけで目元が少し暖かくなる類の人達。

みんなそれぞれに確かな哲学があって、思わず惹かれてしまう魅力的な人。自分の中の足りない何かを埋めてくれそうだから好きって思うのかもしれない。

みんな確実に前に進んでいて、色んな紆余曲折もあるんだろうけどそれでも前に進んでる。彼らの残した軌跡みたいなのをちょっと聞いてみたくて、聞いた後に丸ごと抱きしめてあげたいような感情に襲われる。愛か?これが愛なのか?

ちょっと気持ち悪い書き方をするんだけど、これもアンニュイのせい。

私が彼らのこの先の人生において、そのレールの車輪にも部品にもなることはないんだけど、私はそれでも今、彼らが今日もどこかで生きてくれていることにこんなにも幸せを感じている。ある日ふとテレビを見たりチラシを見たり書店で本を見かけたりして、その名前で心が少しだけぽかぽかするようなそんなささやかな幸せがいつか実現しますように。どうか、そんな誰かが誰かを想う気持ちがいつまでも長く続きますように。

 

 

帰り道、一人で歩きながら小声で歌う。

 

君が好きだよエイリアン

この星のこの僻地で

魔法をかけてみせるさ