C'est la vie

新大陸の湖畔

ことしもおわり

 

どういうわけかどこから音楽を組み立てていけばいいのか分からなくなって、弾くのを辞めてみたりCD聴いたりピアノ弾いてみたりしたわけです。一番は技術不足なんですけど、分からない、分からない。感覚が分からなくて苦しい。ずっとハチミツの中を泳いでるみたい。

 

でも上野公園歩いてたら分かったんですよ。私にも人並みに寂しさみたいな感情はあって、そいつらに飲み込まれないように必死に耐えてる節がありました。大丈夫、大丈夫、孤独だけど孤独じゃない。でも、そいつらを敢えて迎え入れようと思いました。一人、上野公園の夜道、私以外誰もいない公園。

不思議ですね、木々の葉っぱがざわめく音って少し川の流れる音に似ているんですね。

しばらく耳を澄ませていたら心の中がシンとなって、あ、私は今一人だって思ったんですけど、思いの外怖くはなかったんです。むしろ、ずっと逃げ回ってたから安堵感さえ感じました。ああ、帰ってきたね、おかえりなさい。とでも言うようにもう一人の声が聞こえました。

 

やっと、あなたのことが分かりそうになるのです。スタートラインです。