C'est la vie

新大陸の湖畔

告白

 


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夕方なのに世界が青い。ああ、まだ夏だなって思った。

酷く目眩がする。遠くから何かがやってくる。雲間を縫った光のカーテンと、それを映す青い血が底を満たしていく。

幾千もの点が線になって面になって広がりをみせるこの海が、まるで僕らの音楽のようだ。

ひとつの場所に留まることで腐りそうになる自分を何とかして外に連れ出さなきゃと思って自転車を無我夢中で漕いだ。

後から思うと全てが図られたように何か起こっていると感じるのは最早必然であって、必然で埋め尽くされた海の中に身を投げてみたい。自分の中に流れる水が、それらがやがて海へと繋がる瞬間が、一時として枯れないように大事に水源を育てていく。

この人に会うために、今日を生きてきたんだと思えることは海を見ることと一緒で、そんな君といつか海を見に行けたらなって僕は思うんだ。