C'est la vie

新大陸の湖畔

夏1

夏の湿気のうねりが嫌いだけど、思い出がいっぱい詰まっているから嫌いになれない。プール開きの朝はこんな感じの空気。自転車を立ち漕ぎして、海風を目一杯身体で受け止める。潮の匂いを身体に満たすと自然と笑顔になった。雨の日は空気が確かな質量を持ち始めて、それらが人間を飲み込んで頭痛とか眠気とか耳が詰まった感覚といった形で襲ってくるのが面白い。確実に空気は意思をもって飲み込んできて、ああ、夏だなって思った。

広告を非表示にする