C'est la vie

新大陸の湖畔

続・宇宙旅行計画

サムエルはどちらかというと夢想家だった。夢想家な上に冒険心が強かったけれど、やんちゃが災いして怪我したり骨折したりと色々大変な奴だった。

その日、私とジェニファーは基地に到着するなり宇宙旅行についてサムエルに打ち明けた。当然彼も目を輝かせて私たちの話に乗ってきた。サムエルは最近読んだ絵本によると、ちぎれ雲が綿菓子で出来ていると信じていたから、遂にこの手で確かめるときが来たのだと張り切っていた気がする。

私たちは、宇宙船に何を持っていくのか考えた。やっぱりここまで来ると雲の正体とやらを暴きたくなる。大きな大きな泡たて機で雲をかき混ぜたらきっと美味しい砂糖水が落ちてくる。「これできっとみんな幸せだわ!」とジェニファーが叫んだ。

そういえばこの話をしたときにサムエルがあまりに興奮して梯子から落ちて骨折した気がする。本当に気の毒だった。色々ハプニングはあったものの、そんなこんなで僕らの宇宙旅行計画が本格的に動き出した。