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Le Nocturne

深淵を覗く時

There is no trace left behind

僕らは決して戻れない。
流れ行く歴史を戻せない。
いつも僕らの目は現在から過去を見つめている。
それじゃ何も見えないね。

お前のために沢山の言葉が生まれて沢山の言葉が死んだよ。
消えた言葉を弔ってやろう。
闇へと葬り去られないように。
歴史の裏側に消えていかないように。

沢山の言葉に埋もれている。
大抵目に見えるもの。
底に埋もれている砂金を探すの。
深く。深く。

『いつも何故か気付いたときにはもう跡形もない
伸ばす手の先で消え失せるもの程欲しくなるんだ』


今日も見えなかった。
いつも見えそうで見えないね。
失意の海に溺れてまた今日も眠る。
深く。深く。