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Le Nocturne

深淵を覗く時

星2

二人の関係が二人だけにしか分からないものであればいいのに

衆愚

大人が作った少女像。 か弱い少女のブランド化。 ネームタグのタイムセールス。 美しさが正しいという 若さがゆえの思い込み。 その少女像を片手に 自慰行為する大人たち。 もう届かない憧憬を 少女に擦り付ける背徳感。 少女達は社会の性奴隷。 偶像崇拝も…

バッハを人前で弾く意味

この世で弾く意味なんて考えたところでただの思考の空費に終わるだけなんだけれど、一度考えたらもう無視できない存在なので。 結論からいって、ない。と思う。 私たち凡人の奏者はやっぱりどこかで愛されたくて、認めてほしくて、そんな承認欲求がちらほら…

定まらない視線

本物なんてどこにある。 嘘にまみれた言葉使いの僕たちに。 嘘に嘘を塗りたくったのに、どうして本物が見えるというの。 そんな言葉を操って本物を見たような気になっている。 価値が。 ああ。 これ以上知りたくない。

皺寄せ

地元に帰ってきた。 夜空色の壁紙を天井に貼り付けたような東京の夜はここにはない。見渡す限りに、空に空が敷き詰められている。星が星だと主張する。果てしなく黒に染められた空が、確かな緊張感と温度を持って私たちを覆っていた。これなら地球が丸いと納…

読書

最近やっと本を読むと救われる感覚が分かってきた。 幼い頃は母が寝る前に読み聞かせをしてくれて好きだったけど、小学校に入ってから読書の強要が始まってからは次第に本から身を置くようになった。休み時間にかじりつくように本を読んでいる子を見て、ああ…

江ノ島、そして鶴岡八幡宮へ。

江ノ島神社の展望デッキで友人と一息つこうと階段を上ったら猫がいた。 江ノ島には捨て猫が多い。みんなここに捨てていく。 ベンチに座ると猫がすり寄って来て友人の膝に乗って前足をふにふにしてきた。猫のその行為の意味は一種の愛情表現で、昔お母さんと…

由比ヶ浜

昔僕たちは海からやって来たから、今でも記憶のどこかで海に帰りたがっているんだ。 でも僕らはどう頑張っても海にはもう帰れない。海から生まれたのに僕らにとって海は言わば死で、これはなんというか、皮肉だ。海に帰りたいのに足がすくむ。震えている。死…

隅田川

生きているならきっと誰もが闘いを強いられる。 生きることは闘うことだから。 大きな川の流れに逆らうことは最早不可能。 今だったら分かる。君が強くなりたいと言っていたその言葉の意味。 最初から出来ないと思って挑む気持ちはなんだろう。 全てを懸けて…

本当の孤独は「自分が孤独である」と口にする必要すらも無くなり、しかもその事を語る相手すら居ない。 外界と自己内部の境界線が段々と曖昧になっていく。二つは肌を重ねながらゆっくりと夜に溶けていく。最早音楽が自己の内部にあるのか外部にあるのか分か…

There is no trace left behind

僕らは決して戻れない。 流れ行く歴史を戻せない。 いつも僕らの目は現在から過去を見つめている。 それじゃ何も見えないね。お前のために沢山の言葉が生まれて沢山の言葉が死んだよ。 消えた言葉を弔ってやろう。 闇へと葬り去られないように。 歴史の裏側…

心のなかを掻き乱されたようで、言葉一つでこんなにも全身から力が抜けていく。今まで何人もの人が過去を変えたいと星に願ってきたのだろう。その願いを星はいくつ叶えてきたのだろう。 僕らは決して戻れないし、年を重ねるごとに固められてしまう歪さに苦し…

備忘録

12月試演会を終えて第一の課題 身体の中で前に進むエネルギーと背中から開くエネルギーの拮抗を感じて、その重みを腕に乗せる。決して腕から力は派生しないこと。 バッハの7度は特に。身体のエネルギーバランスの拮抗具合をお腹で感じること。習慣的な課題 …

黄色い目をした奴等が汚い歯を覗かせて笑っている。うるさい。うるさい。どうして世界は偽善と表面的事物が流されやすい緩慢な空気に覆われているように作られているのだろうか。本当に大事なことなんてどこにあるのだろうか。そんな口で夢を語るな。沈黙を…

かたつむり

かたつむりは 自分の殻と言う居場所をきちんと持ててそれも自分の身の丈にあったものだから、 どこかの誰かに自分の居場所を必死に見出だそうとする自分の浅はかさを かたつむりを見ていたら思い知らされる。 本来はちゃんと僕の体のなかに僕の魂が居場所と…

浅草

この土日部屋から一歩も出ないってのもありだけど、なんだか外の天気があまりにも良くて歩かないのは勿体無いと思った。 思い立った瞬間に私は楽器を片付けてケータイと財布と鍵だけ持って外に出ていた。行く宛なんてどこにもないけど。太陽の光も相まって今…

「絶対」はお前を守ってくれない

今まで「絶対」という言葉の暴力で傷つけられた人はどれぐらいいるのだろうか。 今「絶対」と思われる世界なんて時が経てばその「絶対」は「絶対」じゃないかもしれない。誰も保障してくれない。だからこそ僕たちは日々生活のなかに隠れている「絶対」と信じ…

救い

今日はプロテスタント教会での本番があった。小中高校時代をカトリックのミッションスクールで過ごしてきた。クリスマスの静けさが大好きだった。賛美歌が好きで、人と人との間にある神の国で私達の声が響き合う瞬間が訪れる。それは静寂を共にした者にしか…

Help

何でそもそもブログを開設するまでに至ったのか、考え出したところでキモいの一言に戻ってくるのだが端的に言えば「伝えられない、言葉に出来ない気持ち」ってのが根底にあってそれを紡ぐ形態を私はいつでも探していた。 言葉は所詮言葉だ。相手をどれだけ思…

夜を越えて行け

私は物事に向き合うまでにかかる時間が人より長い。向き合えてしまえば良いのに、いつも途方もない時間がかかる。 だって、今日も私は敗北するって分かっているから。己の弱さに向き合うことはとても綺麗ではない。美しくない。むしろグロテスクだ。そして、…

井の頭公園

東京の下町に慣れるべく自分の概念をねじ曲げて適応しようとしてきた日々に劇的な終止符が撃たれる。 やはり私の帰るべき世界は森であり、海であり、雪である。決して雑多な日常に唸るバイク音がそこらに蔓延るこんな狭い世界じゃない。水、木、土、孤独を共…

本質と手段が一致しないとき強烈な不快感が発生する

風呂上がり。程よく上がった体温は自然と眠気を誘い、うとうとしてくる。 うとうとしている時の私は色んな事を考えている。ハッキリ意識をもって考えてる時とはまた違って、ただ考えても無駄なことをボーッとただひたすらに、考え事の単位を最小にして考える…

白の優しさ

朝。目が覚めて窓越しに体を寄せる。外を見ると雪が降っていた。遂に降ったのだ。寝る間際、若干の期待と降らなかったときの少しの裏切りの絶妙なバランス。おかげでよく眠れなかった。遠足前の小学生と何らかわりない。雪。 雪は私のなかで何かを目覚めさせ…

予感

暗雲が垂れ込める昼。 空に墨汁を流したかのような雲。 あの先には青があるのに、北風がそんな希望さえ掠め取っていく。 どこか抑鬱的な感情が上野一帯に蔓延っていて、行き交う人々の顔がよく見えない。冬には夕方と言うものが基本的にない気がする。昼には…

世界の理

世界は実にシンプルであり、単純明快であり、フレキシブルに対応しているはずなのに、私たちは常に多様性をもって物事に接することが難しいのでどうしても視点に偏りが見られる。 曲の解釈が進まないときはどこか凝り固まった一つの視点でしか物事を直視出来…

愚かな人間

私の中には地下に続く階段がある。恐らくレンガ造りの螺旋階段。私は松明を焚いてその階段を降りていく。右手に壁のザラザラとした質感を感じながら一歩ずつ踏み締めて降りていく。地下は暖かい。地上の荒野で身体も心も傷ついたとしても降りてこれればふと…

本当の居場所

私たちは生きているうちは何かしらの形態を取ってコミュニティというものに属している。どういったコミュニティに属するかは己の内面が大きく関わってくるものだ。自分の居場所というものは常に流動的で私の場合同じコミュニティに一年以上留まり続けた記憶…

総合的な力

技術、和声感、音程感を越えた所の音楽というものを久々にこの前聞いた。 私は昔から音に感情を込めることが自分の得意な部分だと自負していた節があった。音に感情を込めることこそが私のアイデンティティーだ、と言うまでに登り詰めてしまった。確かに一途…

音楽のちから

まず記念すべき第1稿(先程のはまあノーカンで)は何を書こうと思ったが、取り敢えず後期から強く感じている音楽の力について考えてみる。具体例をあげた方がイメージがつきやすいので小説家という職業と音楽家という職業の対比で音楽の力を説明したいと思う。…

思いのままに

どうしても日々の記録を残したくて、今の私が何を思い、考え、生きているのかを後に生きる私に伝えたくて遂に開設してしまった。そんな肩肘張らずにつらつらと思いの丈を述べていくので、感覚としてはTwitterとさほど変わらないのかもしれないが、彼方では書…